約 3,118,094 件
https://w.atwiki.jp/gods/pages/81940.html
マリアデアブスブルゴ(マリア・デ・アブスブルゴ) 神聖ローマ皇帝の系譜に登場する人物。 関連: カールゴセイ (カール5世、父) イサベルデポルトゥガルイアラゴン (イサベル・デ・ポルトゥガル・イ・アラゴン、母) マクシミリアンニセイ (マクシミリアン2世、夫) アナデアウストリア (アナ・デ・アウストリア、娘) フェルディナント (子) ルドルフニセイ(4) (ルドルフ2世、息子) エルンストフォンエスターライヒ (エルンスト・フォン・エスターライヒ、息子) エリザベートドートリッシュ (エリザベート・ドートリッシュ、娘) マリー(3) (子) マティアス (息子) マクシミリアンサンセイフォンエスターライヒ (マクシミリアン3世・フォン・エスターライヒ、息子) アルブレヒトフォンエスターライヒ (アルブレヒト・フォン・エスターライヒ、息子) ヴェンツェルフォンエスターライヒ (ヴェンツェル・フォン・エスターライヒ、息子) フリードリヒ(4) (子) マリア(25) (子) カール(10) (子) マルガレータフォンエスターライヒ (マルガレータ・フォン・エスターライヒ、娘) エレオノーレ(2) (子) 別名: マリアフォンシュパーニエン (マリア・フォン・シュパーニエン) マリアデアブスブルゴイアビス (マリア・デ・アブスブルゴ・イ・アビス) マリアデアウストリア (マリア・デ・アウストリア)
https://w.atwiki.jp/jfsdf/pages/183.html
235 名前:<平成日本召喚> 投稿日:2006/06/09(金) 02 40 35 [ 4RIt9r86 ] ○メクレンブルク王国編6 1/5 第1次メクレンブルク支援団 と 大協約第14軍団 の交戦は、相互にとって予期し得ない、だが軍事的には、 ごく真っ当な形で発生していた。 そう、偵察部隊同士の殴り合いとしてである。 空を行くワイバーン・ロードの群れ。 機影は3。 それは大協約第14軍団に所属する航空部隊、トッカータ航空団第1411戦闘航空隊に所属する小隊であった。 指揮官はヨハン・トッカータ男爵、まだ20代前半の若者だった。 部隊の目的はメクレンブルク王国、王国の状況を把握する為――それが公式に提出されている報告書であったが、 その内実は、若者達による“チョットした”冒険行であった。 そんな馬鹿なものが通った理由は、ヨハンが、トッカータの名と男爵の称号を帯びる事からも判る通り、 航空団指揮官の甥っ子であった為であった。 ヨハンが伯父に、ワイバーン・ロードでメクレンブルク王国の王都上空を乱舞してみせて、トッカータ家の 勇名を更に上げたいと言ったのだ。 その本音の部分として、航空部隊はおろか対空や魔法部隊すらも居ないメクレンブルク王国であれば、多少の 無茶をしても安全だと云う計算があった。 そしてもう1つ。 その偵察行の最中、田舎の街道沿いを小さな隊商を見つけたら、これを査察してやろうと、そして隊商内に めぼしいものが在れば略奪してやろうと考えていた。 隊商に対する査察は、反大協約罪に問われている王国の領内にて無制限に認められている行為であった。 目的は、禁制の“帝國の遺産”を所持していないかどうかと云うもの。 ここで重要な事は、査察を受けて無罪と判定された隊商が、“帝國”消滅後の60年間に於いて一度として発生 しなかったと云う事である。 要するに査察とは、全くの略奪行為であったのだ。 そして王都への偵察行。 それ自体は穏便に終了していた。 ヨハンは、メクレンブルク王国軍が何かの動きを見せたら、大協約への叛意ありとしてありったけの火球を 王城辺りに打ち込む腹積もりだったのだが、拍子抜けする程に何も無かった。 上空から見る限り王都も、その周辺の軍事施設にも動きは全く見られなかった。 湾内には見慣れぬ船も少なからず停泊していたが、洋上なんかに興味は無く、重要なのは地上だけ。 その地上の様子は、少し緑が多く感じられたがそれだけであった。 人気など無かった――そう、まるで息を潜めているかのように。 予想通りだったとは云え反応を、友好的や敵対的なものを含めて全く見せなかったメクレンブルク王国に、 何と言うか拍子抜け、或いは落胆にも似たものを感じたヨハンは、それ故に帰りに隊商を襲う事を決心していた。 少しでも暴力的なものを味わいたい、と。 「少し遊んでいかないか?」 それは、マナの少なさから昔と比べて航続距離の落ちたワイバーン・ロードを休ませる為、休憩に降りた場所で ヨハンが同行者に口にした言葉だった。 ヨハン同様に特権階級出身であった2人は、僅かも逡巡する事無く同意していた。 大手を振って襲える、こんな機会を見逃すのは勿体無い、と。 誰も、止めるものは居なかった。 否。 逆に居れば罵られたであろう。 臆病者、と。 そして同時に、“帝國”を恐れるのか、と。 かつての“帝國”に対する恐怖が、長い年月を経た事で余りにも幼稚な暴力行為へと変貌したのだった。 そして帰路。 メクレンブルク王国領の北方外周部の深い森、その隙間に刻まれた小さな街道にて彼らは得物を見つけたのだった。 236 名前:<平成日本召喚> 投稿日:2006/06/09(金) 02 41 28 [ 4RIt9r86 ] ○メクレンブルク王国編6 2/5 その音を最初に察知したのはダークエルフだった。 遠くより響く小さな音。 その響きにナニかを感じ、特務情報科三尉の身分で偵察隊に付けられていたダークエルフ、エドワルトは、 人間よりも少しだけ長い耳を小刻みに動かして、音を正確に把握しようとした。 そこへ再び音が、より大きく響く。 そこで気が付いた。 魔法でも無ければ、砲撃でもない事を。 懐かしくも忌々しい音である事を。 それは、エドワルトの故郷たる小さな隠れ里を滅ぼした、ワイバーン・ロードの対地火球攻撃の響きであったのだ。 「荒田隊長、隊の南方で破裂音、複数です。恐らくはワイバーン・ロードの火球攻撃です」 不確定性を大量に含んだ報告に、第5偵察隊の指揮官である荒田一尉は小さく唸った。 そして手に持っていた携帯端末を数度、指先で叩く。 「距離はどれ位だ?」 情報は曖昧ではあったが、それを頭から否定しようとはしない。 エドワルトが第5偵察隊へ編入されたのは、隊がこの地へと渡ってきてからであった為、付き合いは短かったが、 その短い時間で荒田はエドワルトの持つ鋭敏な感覚を認めるようになっていた。 エドワルトがあると言えば、何かがある。 その程度には信用していた。 「5kmは離れていません」 その言葉に、荒田は携帯端末を確認する。 其処には、3時間ほど前にメクレンブルク王都の上空にてワイバーン・ロードを確認した事が表示されていた。 そして、北部に展開中の各偵察隊には、発見され攻撃を受けぬ様に注意せよとも。 更には速度や高度などの、メクレンブルク派遣隊群で収集した情報までもが添付されている。 RMA化された部隊の強み、携帯端末には 第1次メクレンブルク支援団 に所属する全ての部隊が収集した情報が、 そこにあった。 「王城に来てた連中だな。だが何を襲っているんだ?」 携帯端末には、何処かの部隊が交戦しているなんて情報は一切載っていなかった。 そもそもこの街道辺りは国境まで、この第5偵察隊が受け持っているのだ。 他の部隊が襲われる筈もなかった。 王城に攻撃もしなかった事から相手は偵察部隊だろうに何をしているのかと、そんな荒田の疑問に答えたのは、 第5偵察隊に案内役として随伴していた、メクレンブルク王国軍の竜騎士であった。 まだ若い竜騎士は、恐らくは査察です、と言い、それから浅黒い顔を赤く染めて、大協約に認められている 略奪行為であると続けた。 「申し訳ないがアラタイチイ、我々を現場へと行かせてはもらえぬだろうか。我等が陛下より直々に、あなた方が、 容易に剣を抜けぬのは聞いている。だから我々だけで良い。行かさせてくれ!」 それは正に防人の言葉だった。 その歯を喰いしばる様な竜騎士の言葉に、荒田は是非を言わぬままに携帯端末を操って1つの事を確認すると、 小さく頷いた。 いえ。我々も行きましょう、と。 荒田が確認したのは、ROE(交戦規則)だった。 液晶画面にはまだ、「部隊及び随伴王国軍の自衛以外の目的での交戦を一切禁止する」と書かれたままだった。 それは、交戦その他、何かがあれば荒田が責任を被る可能性が高い事を意味していた。 だがそれを荒田は飲み込む。 この国を護る為に派遣されて来たのだ。 その目的の一部には、この若い竜騎士達と共にある事も含まれる――そう判断していた。 237 名前:<平成日本召喚> 投稿日:2006/06/09(金) 02 42 08 [ 4RIt9r86 ] ○メクレンブルク王国編6 3/5 メクレンブルクに存在する竜は、“帝國”の遺産だった。 嘘か誠か、時の騎士団長が帝國軍の将官から「戦車か竜、そのどちらかを供与しましょうか」と尋ねられた時、に、 「竜!」と即答したのが始まりだったと言い伝えられている。 竜の血筋を辿ればレムリア王国製の戦竜へと辿り着く。 当時の列強が一角を占めていたレムリア王国に原点を持つだけあって、メクレンブルク王国の竜は持久力と防御力は 一流の水準にへ達していたが、火力たるブレスに関しては問題を抱えていた。 威力が標準的な竜の7割にも達していなかったのだ。 否、威力のみならず、射程や連射性能に於いても劣っていたのだ。 大協約によって所持が禁止されないだけはある。 そんな竜であった。 だがそれでも、乗り手にとっては竜である事に変わり無かった。 特にそれが卵の頃から面倒を見てきたともなれば、竜への思いいれはひとしおであった。 誰もが自分の竜こそが一番であると思っていた。 街道を疾駆する4頭の戦竜。 余り整備されているとは言い難い道ではあったが、竜は快調に駆けていた。 隊の最後尾を走る若い竜騎士、シロー・アイヒベルガーはチラリと後を見た。 そこには轟音を立てて続いてくる鉄竜――どうやら伝説の97式中戦車とは別の存在らしい、89式装甲戦闘車の 姿があった。 89式装甲戦闘車だけでは無い。 軽装甲機動車や偵察用オートバイも居た。 魔王の軍勢と居るみたいだ。 その立てる音に怯える竜を宥めながら操りつつ、シローはそんな事を考えていた。 シローは先祖代々メクレンブルク王国に仕える武門の出であった。 にも関わらず、帝國風の名を持つ理由は、アイヒベルガー家の家訓にあった。 60年以上も前のご先祖が、叛乱によって滅亡の危機に陥っていたシュベェリン王国を“帝國”が救った事への 感謝の意を表する為に、一族の長子へと帝國風の名前を付ける事を決めたのだ。 そんな自分の名と縁がある連中なのだ。 魔王みたいだなんて失礼だと、頭を振って、そんな考えを押し出した。 シローは、先頭を行く小隊の隊長が手を挙げて停止令を出したのを確認した。 急制動。 止まった時に思い出した。この先、少しばかり行った所は森がかなり開けた場所であった事を。 そして、鼻腔へと焼け焦げた匂いが届いていた事にも。 ゆっくりと、音を立てぬように前進。 自衛隊も隊長さんが、供に1人だけ連れて89式装甲戦闘車やその他の車輌を置いて、続いてくる。 焦る気持ちを抑えて進む。 そしてシローは見た。 少しだけ広がった街道、その一杯に広がった暴力の痕を。 死体。 死体。 死体。 数多い、焼け焦げた真っ黒な死体。 そして燃え上がった馬車の群れ。 否、痕では無い。 過去形では無い。 今だ戦っている人間が居た。 舞い降りた3頭のワイバーン・ロードと真正面から対峙している、剣を持った黒い大男。 その背に半壊した馬車を隠すように、護るように仁王立ちをして戦っていた。 何故、動かないのかは問うまでも無い。 シローの目は、馬車の中に居る人影を見たから。 対してワイバーン・ロードは3方から囲んで、戯れる様に弄るように戦っている。 そして、その背に跨った乗り手たちは愉しそうに顔を歪めていた。 大男がワイバーン・ロードの攻撃を避け損ねて血を撒き散らすたびに、手を叩いて喜んでいた。 正に理不尽。 だからシローは切れた。 「行きます!」 ただそれだけを言うと、誰かが止める前に自らの竜に突進を命じていた。 238 名前:<平成日本召喚> 投稿日:2006/06/09(金) 02 42 52 [ 4RIt9r86 ] ○メクレンブルク王国編6 4/5 疾駆するシローの竜。 だが一直線にでは無い。 広がった街道を存分に利用する様に斜めへと。 そして走りながらブレスを連射させる。 連射する為に出力が下がってしまったブレスに、ワイバーン・ロードの防御力を打ち破る力は無い。 派手に火の粉が飛び散るがそれだけ。 だが、敵の注意を曳き付ける事には成功する。 それまで、大男の相手一辺倒だった3頭のワイバーン・ロードの2頭が迎撃に、首を振り返る。 口を大きく開く。 ブレス。 シローの竜とは比較にならない大きさの火球が、連続して打ち込まれてくる。 シローは竜を小刻みにジグザグに走らせて、狙いを絞らせない。 無論、その為にシローの竜はブレスを吐けなくなるのだが、それを補う手がシローには、メクレンブルク王国の 竜騎士にはあった。 弓である。 それはブレスの威力不足を補う為に生み出された技だった。 銃で無い理由は、再装填が難しいから。 初手しか放てない銃では、継続的な制圧が出来ないからだ。 メクレンブルク王国は本気で、竜による弓戦術を考えていた。 その威力が今、実戦で証明される。 慣れた仕草で鞍の後に固定していた弓を引き出したシローは、流れるような動作で矢筒から矢を取り番えると、 全力疾走の竜の揺れをものともせず、ひょうっと放った。 矢は狙い過たず、シローに背を向けて大男と対峙していたワイバーン・ロードへ突き刺さる。 絶叫 無茶苦茶に暴れ始めるワイバーン・ロード。 だが、シローが優勢に戦えたのはここまでだった。 ワイバーン・ロード2頭が、シロー目掛けて無茶苦茶にブレスを吐き出したのだ。 周りの状況も、大男の事も放って。 それは脅威が、シローの竜しか無いとの誤断では無かった。 只単に、頭に血を昇らせただけだったのだ。 数射目で吹き飛ばされるシロー。 歓声を上げるヨハン達。 だがソレが、致命となった。 更に3頭の竜と、彼らが大協約では見た事も無いような鉄塊、89式装甲戦闘車が森を突き破って出てきたのだ。 後は述べるまでも無いだろう。 1頭は戦竜3頭にかみ殺され、1頭は89式装甲戦闘車の35㎜砲によって粉砕された。 そして最後の1頭。 ヨハンの騎は、他の2頭が犠牲になっている間に空中へと逃げる事に成功した所へ、89式装甲戦闘車から降車した 自衛官の担いでいた91式携帯地対空誘導弾によって撃墜されたのだった。 239 名前:<平成日本召喚> 投稿日:2006/06/09(金) 02 43 48 [ 4RIt9r86 ] ○メクレンブルク王国編6 5/5 シローが目を覚ましたとき、最初に見たのはホットした表情のダークエルフ――エドワルトだった。 背中の柔らかさから、自分が毛布の上に寝かされていた事に気付いた。 「気が付いたか無謀な頑丈者め。治癒魔法が効き辛くて梃子摺ったぞ」 言葉こそ乱暴だったが、表情には安堵の色があった。 ダメージによる意識の混濁か、何故に自分がこんな所に居るのか判らず、シローは顔を顰める。 「おっと、無茶はするなよ? 粗方の火傷は癒したが、1歩間違うと死ぬような状況だったんだぞ」 その言葉でシローは、自分の状況を自覚する。 ワイバーン・ロードのブレスで吹き飛ばされたと云う事を。 「竜、俺の戦竜はどうなった」 慌てて跳ね起きよとするシローを慌てて抑えるエドワルト。 だが抑えるまでも無かった、体が少し起きた所で、全身に走る激痛に、シローの身体は動かなくなったのだ。 「安静にしてろと言ったろうが。馬鹿が、他人の話しを聞け。それと、竜の心配をするのも良いがアレは軽症との事だ。 だから先ずはこの娘を優先させろ?」 「娘?」 痛みからゆっくりとした動作で首を動かしたシローは、エドワルトの脇に、綺麗な銀糸の様な髪をした少女が 立っているのに漸く気付いた。 少女は、シローの視線に気付くと、丁寧な仕草で膝を折った。 「有難う御座います騎士様。私の父を助けようとして下さって。父は喜んでいました。騎士はまだ廃れていなかった、と」 「父? ああ。あの大男の方か。ご無事か?」 「いえ残念ながら」 少女の父親が黒く見えたのは、少女を護る為に幾度もブレスを浴びてしまっていたのが原因だったのだ。 ワイバーン・ロードを蹴散らした後、自衛官やエドワルトが治癒を行おうとした時には、既に虫の息で、手の 施しようも無い状態であったのだ。 その苦しい息の下、父親は娘に伝言を頼む。 自分を助けようとしたシローの勇気への感謝の気持ちと、そして、お陰で娘を護れた事への喜びの気持ちとを。 そして言い終えた父親は、娘の頭を一撫ですると、そっと息をひきとったのだった。 だから少女は悲しみを抑え、シローへの治癒が終るまで、エドワルトの脇にそっと待っていたのだ。 尚、全くの余談ではあるのだが、これが後のメクレンブルク王国の重鎮、武家アイヒベルガー家中興の祖として 知られたシローとその妻、イルゼリートの出会いであった。 運命な出会いをしていた2人からやや離れた場所で、荒田はゆっくりとした仕草で煙草を吸っていた。 「宜しいのですかな、アラタイチイ?」 そう問い掛けてきたのは、竜騎士の隊長だった。 銀色の鎧に、返り血で模様が刻まれていた。 ワイバーン・ロードのものと、その乗り手のものだ。 「我々は、まぁ自衛権の延長――そう考えていますよ。偶発的戦闘で、被害なしに情報も収集できた訳ですからね。 問題はあなた方では?」 「我々の方こそ問題はありませんよ。査察をされると云う事自体が、我が国の状況を意味しておりますので。 選択の余地は無く、後は如何に名誉ある戦いをし、死ぬか。ただそれだけです」 其処には、寸毫たりとも怯える風は無かった。
https://w.atwiki.jp/samantha1002_airline/pages/69.html
南 ア フ リ カ 航 空 性別 男性 年齢 24~25歳 イメージカラー ゴールド・ダークグリーン 所属する航空連盟 ス タ ー ア ラ イ ア ン ス 出身 南アフリカ共和国 ハウテン州 ヨハネスブルグ アフリカ最大かつ最も歴史の長い 航 空 会 社 。 性格 性格は移民が多い国らしく寛容で明るく、きれい好き。 国のイメージに反して、リベラル。 日本の 航 空 会 社 との関係 直行便がないので、 ス タ ー ア ラ イ ア ン ス 繋がりで コ ー ド シ ェ ア している A N A と面識があるが、お互い様子見状態。 ス タ ー ア ラ イ ア ン ス 内の他社との関係 最近所属したニューフェイスであるため、メンバーとの面識は薄いが、設立メンバーでも面倒見がいい エ ア ・ カ ナ ダ や、 同時期に加盟した ス イ ス イ ン タ ー ナ シ ョ ナ ル とは比較的仲がいい。 ス タ ー ア ラ イ ア ン ス 以外の他社との関係 B A にいろいろと世話になっているため、頭が上がらない。 趣味 ラグビー観戦とワイナリー巡り。 ワインにも詳しいので、行く先々のワイナリーを訪れるのが楽しみ。 路線の変遷 設立当初はイギリスなどのヨーロッパ諸国の植民地であったアフリカ各地への運航のみを行っていたが、 ヨーロッパ路線、オーストラリア路線など、国際路線を拡大。 しかし、一時期、国の政策の影響でアフリカ路線は消滅。 ヨーロッパ諸国でも乗り入れ禁止になり、限られた長距離路線のみの営業となった。 現在はアフリカ路線やヨーロッパ路線も復活。 備考 南アフリカがイギリス連邦加盟国だし、 B A の前身の 英 国 海 外 航 空 に機材をリースしたりしてるんで、B A の弟的なイメージ。 A N A は様子見して、イケそうなら使いッ走りにする気?
https://w.atwiki.jp/gods/pages/125671.html
フランシスブルック(フランシス・ブルック) アイルランド貴族のミルタウン伯爵の系譜に登場する人物。 関連: ハリエットブルック (ハリエット・ブルック、娘)
https://w.atwiki.jp/monookichrome/pages/137.html
ダブルクロス The 3rd Edithion PL名:K 「あなた達が背負ってきたものを、嘘になんてさせたりしない!」 M市に住む15歳の女子高生。姉の瑞希は優秀なUGNイリーガルであったが、茉莉が覚醒する際に命を落としている。 姉を犠牲にしてしまったこと、そしてその結果救われた自分が弱い力しか持っていなかったことに苦しんでいた。 だが、朝日奈花穂を巡る騒動の中で自分にしかできないことに気付き、持ち前の明るさを取り戻すことが出来たようだ。 【基本情報】 名前:杉原 茉莉(すぎはら・まつり) コードネーム:砕けぬ想い(ネヴァー・マインド) 年齢:15歳 性別:女 星座:水瓶座 身長:152cm 体重:40kg 血液型:A ワークス:高校生 カヴァー:高校生 ブリード:クロスブリード シンドローム:ノイマン/ソラリス 【能力値】 肉体:1 回避 1Lv 感覚:1 知覚 1Lv 精神:4 RC 2Lv 社会:4 交渉 4Lv 情報:噂話 1Lv 【ライフパス】 出自:姉妹 経験:喪失 邂逅:恩人 覚醒:犠牲(侵蝕値:16) 衝動:自傷(侵蝕値:16) 基本侵蝕値:32 HP:26 行動値:6 戦闘移動:11m 全力移動:22m 常備化ポイント:8 財産ポイント:3 【ロイス】 Dロイス:伝承者(交渉) 姉:杉原 瑞希 P:遺志 N:悔悟 親友:朝日奈 花穂 P:幸福感 N:悔悟 【エフェクト】 No : 名称 : Lv : タイミング : 技能 : 難易度 : 対象 : 射程 : 侵蝕 : 制限 : 効果 — : リザレクト : 1 : オート : - : - : 自身 : 至近 : 効果 : - : (LV)D点HP回復、侵蝕値上昇 — : ワーディング : 1 : オート : - : 自動 : シーン : 視界 : なし : - : 非オーヴァードをエキストラ化 01 : コンセントレイト ノイマン : 2 : メジャー : シンドローム : - : - : - : 2 : - : C値-Lv(下限値7) 02 : 言葉の刃 : 1 : メジャー : 交渉 : 対決 : 単体 : 視界 : 3 : - : 攻撃力 Lvの射撃攻撃を行なう 装甲無視 03 : 封じ手 : 1 : メジャー : 交渉 : 対決 : 単体 : 視界 : 3 : - : 攻撃命中時、重圧付与 シナリオLv回 04 : 錯覚の香り : 3 : メジャー/リア : 交渉 : - : - : - : 2 : - : 判定ダイス+Lv個 05 : 勝利の女神 : 5 : オート : - : 自動 : 単体 : 視界 : 4 : 100% : 判定の直後に使用 達成値+Lv×3 ラウンド1回 06 : ラストアクション : 1 : オート : - : 自動 : 自身 : 至近 : 5 : 100% : 戦闘不能時に使用 メインプロセスを行なう シナリオ1回 07 : ラストファクトリー : 1 : メジャー : - : 自動 : シーン(選択) : 視界 : 6 : 自傷、120% : 対象の戦闘不能回復、さらにHPをLv×3D点回復 自身対象不可、使用後戦闘不能 シナリオ1回 【武器】 名称 : 種別 : 技能 : 命中 : 攻撃力 : ガード値 : 射程 : 常備化 : 解説 : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : 【防具】 名称 : 種別 : ドッジ : 行動 : 装甲値 : 常備化 : 解説 : 防具 : : : : : : : : : : : 【一般アイテム】 名称 : 種別 : 技能 : 常備化 : 解説 記憶継承 : その他 : : 経験点2 : 社会選択 シーン1回判定ダイス+2個 伝承者のみ取得可 能力訓練 : : : 3 : 社会選択 オートで使用、達成値+1 シーン1回 ボイスチェンジャー : : : 2 : 交渉達成値+1 カジュアル : : : : お気に入りのパーカーとスカート。同じ組み合わせが3セットある。 【コンボ】 【設定等】 ごくありふれた一般家庭に生まれる。5つ歳の離れた姉の瑞希にべったりで、幼少期は彼女から一時も離れることは無いほどだった。 だが、思春期を迎えるにあたって、周囲からの評価が高く非の打ちどころのない姉に対してコンプレックスを抱き始める。 そんな茉莉の心情を"まるで見透かしたかのように"瑞希は優しい言葉をかけるのだが、それを茉莉は拒絶。姉妹の間に大きな溝を作ることになってしまう。 ある日、茉莉は両親ともども暴走したジャームに襲われる。結果、両親は死亡。自身は致命傷を負う。 死に瀕する彼女を救ったのは、オーヴァードへと覚醒し、UGNイリーガルとして活動していた瑞希だった。 ジャームを撃退した瑞希は、ソラリスのエフェクト〈捧げる生命〉を使用。自らの命をを犠牲にすることで妹を救う。 オーヴァードである瑞希と同化したことで、茉莉も覚醒。その際、瑞希の記憶の一部が流入し、彼女は真実を知ることになる。 その後、UGNに保護された茉莉はUGNM市支部の訓練施設において朝日奈花穂と出会う。 ひとりぼっちとなった彼女にとって、花穂はかけがえのない存在へとなっていく。 口癖は「大丈夫、へっちゃらだよ」と「ほら、私ってへっぽこだから」。 お気に入りの服装は丈の長いZIPパーカーにチェックのミニスカート(でも実はしま○ら)。 髪型は短めの髪を二つ結びにしている。この髪型に加え童顔なので、かなり幼く見える。実際幼い。
https://w.atwiki.jp/gods/pages/131814.html
ヨハンナフォンリンブルクシュティルム(ヨハンナ・フォン・リンブルク=シュティルム) ドイツのリヒテンシュタイン侯の系譜に登場する人物。 関連: ヨハンヴィルヘルム(11) (ヨハン・ヴィルヘルム、夫) カロリーネフォンマンダーシャイトブランケンハイム (カロリーネ・フォン・マンダーシャイト=ブランケンハイム、娘)
https://w.atwiki.jp/storytellermirror/pages/1861.html
レムレスブルーの午前2時 part68-420~431 420 :レムレスブルーの午前2時:2015/11/29(日) 22 41 50.64 ID QPWp67lK0 主人公達が通っているのは中高一貫の男子校で舞台設定は近未来の北海道。 七月でも遅咲きの桜が咲いている。 〇アオイ 本編の主人公。 青を基調とした見た目、主人公らしく明るいがあざとく毒舌な面もある。 幽霊が見える体質らしい、中学三年生。 〇ヒナタ 真夜中の午前2時に現れた少年。 白髪とその雰囲気からまるで幽霊のような見た目だが本人はいたってフレンドリー。 『アカネ』を執着し、探している。 〇イツキ 七月という微妙な時期にアオイの通う学校にやってきた赤毛にピアスを付けた謎の転校生。 本業は『アイドル探偵』を名乗っておりナルシスト。 中学二年生。 〇サクラ 緑髪に眼鏡をかけたアオイと同じ寮にすむ先輩。 今でこそ真面目そうな見た目だが中学時代は荒れていた。 アオイとは過去からの知り合いであり、常に心配し気にかけている。 高校二年生。 〇アカネ スポーツ、勉強、芸術と何でもできる天才であるがゆえ周りの人間からは恐れられていた。 七月の半ばに行方不明となり見つかっていない。 彼の少年期の姿が幻影としてアオイを苦しめる。 【プロローグ】 親愛なる葵へ 突然の便りに 君は驚いているかもしれません これを 君が読んでいるということは もう僕はこの世にはいないということです 約束を守ってくれてありがとう 縛りつけてごめんなさい もう僕のことは心配しなくていいから 君が自分らしくいられる世界をつくりあげて それが僕の最後の願いです 今まで沢山嘘をついてきたけれど 最後だけほんとのことを教えてあげます 僕は葵のことが好きでした さようなら アカネより 421 :レムレスブルーの午前2時:2015/11/29(日) 22 45 08.09 ID QPWp67lK0 【共通ルート】 7月の半ば、『アカネ』が消えた アオイは午前2時に学校にある桜の木の下で幽霊のような不思議な少年、ヒナタに出会う。 夜に密会と通じて親しくなって行く二人。 今日は図書館で遊ぼうと校内に二人は向かうが途中でヒナタが消えてしまう。 仕方なく一人で図書館に行くアオイ。 その後音楽室に行くと、消えていたはずのヒナタがもの惜しげそうにピアノを見ていた。 その場でヒナタに『アカネ』を探していると告げられる。 アオイは『アカネ』は今は帰省期間で実家に帰っているというと答えた。 その後一人になったアオイに少年期の『アカネ』の幻影が現れ、既に『アカネ』は故人なのに嘘をついたことを咎める。 再び図書館に行くアオイ。 そこで見つけたセピア色になり古びた卒業アルバムを開いてみると…… そこにはヒナタに瓜二つの少年の写真が載っていた。 分岐 【ヒナタルート】 死体が埋まっているとの噂の桜の下を掘るとそこには棺桶に入ったアオイの死体があった。 その横にはアオイがいてもう一度自己紹介をする。 「僕の名前は青井(アオイ)アカネ 正真正銘の幽霊なんだ」 ここで他2人のルートをクリアしないと続きの章が開かない。 〇アオイとアカネは同一人物。 〇幽霊なのはアオイだった。 422 :レムレスブルーの午前2時:2015/11/29(日) 22 51 30.78 ID QPWp67lK0 【イツキルート】 ストーリーにおける『探偵』の役割。 アオイの通う学校に転向してきたのは『ある人物』に『レムレスブルー』の秘密を暴く事を依頼されたから。 警察に言わない、余計なことをしないとの条件付で。 メインルートから出会う度辻褄の合わない言動を見せていたが実はイツキは双子だったことが発覚。 兄の直太郎と弟の真之助(両者の違いはピアスの位置がわかりやすい)兄はアイドル、弟はマネージャーとして二人はいつも一緒に行動していた。 (I)探索ルート(一周目強制) アオイの死がレムレスブルーとの因縁にあると突き止めたイツキ。 ーー桜の木の下には死体が埋まっている。 掘ってみるとそこにはアオイの死体があった。 ここで『ある人物』であり依頼主のサクラが登場。 約束を破られ怒っている。 暗転。 (II)アイドルルート 隣にいる筈の弟が一時的に見えなくなっていた兄の方のイツキ、直太郎。 弟の方のイツキ、真之助も幽霊だったのだ。 ーー双子が子供の頃、イツキの父親は愛人を作って家を出て行ってしまった。 そんな父親に瓜二つな双子。 イツキの母は諦めきれない愛情を兄に向け、憎しみを弟に向けた。 弟の方が優れているのにも関わらず、自分だけアイドルになるなど優遇されることに疑問を感じていたが…… 突然弟が交通事故で死んでしまう。 探偵業とアイドルの掛け持ちで多忙を極めているイツキ兄。 ロケ中に吐血し、倒れてしまう。 メディアで大々的に放映され、再び弟の姿が見えなくなったことにより精神が崩壊してしまった。 心配しイツキ兄の元を訪れるアオイ。 イツキ兄はそのアオイを連れてある場所へと向かった。 そこはイツキ達が子供の頃に住んでいたアパート。 弟が見えなくなり一人の夜は初めてだから一緒に寝てくれというイツキ兄。 二人は眠りについた。 423 :レムレスブルーの午前2時:2015/11/29(日) 22 52 54.38 ID QPWp67lK0 放送事故以降人前に出ることに恐怖を感じ、学校に戻った後も弟に依存し続けるイツキ兄。 もう一度会いたいと願った時、目の前には弟がいた。 「ーーイツキなら できるよ」 その声が聞こえ 気がついた時には屋上の真ん中で倒れていた。 アイドルとしてまた一から始め直す決意をしたイツキ。 アオイに付き添ってもらい、いざ街に出てみるが不安が彼を襲う。 公園のベンチに腰をかけるとアイドル探偵のファンだという男の子に話しかけられた。 将来の夢は探偵だと語ったくれたその姿が弟と重なってしまう。 男の子が公園を出て道路に出たところをスピードを出したままの車が突進してくる。 弟の事故を思い出した彼はその瞬間道路に飛び出していた。 警告の鳴るような痛みの中でも弟の分まで生きると決意した彼はこんな所では死ねなかった。 目が覚めるとそこは病院のベッドの上。 イツキは重傷の中生きていた。 事務所の社長などが心配そうに見守る中、更生したイツキの母親もその中にいた。 事故以降自信を無くしていた彼のもとには心配するファンからの沢山の手紙が…… 皆がイツキの帰りを待っていたのだ。 ついにアオイの姿も見えなくなった。 アオイを含め全ての霊が見えなくなったこと。 これは弟への依存から卒業し、精神的に大人になったということである。 彼の人生は再び開始する。 〇イツキが探偵も兼業しているのは真之助の将来の夢だったから。 424 :レムレスブルーの午前2時:2015/11/29(日) 22 58 13.96 ID QPWp67lK0 【サクラルート】 『アオイが死ぬまでの過去を語る人物』 二年前の春。 佐久良財閥の三男坊のサクラは父から優秀な二人の兄に比べられることでやさぐれてしまっていた。 人生に失望し、学校の屋上から飛び降りようとしたところを青井アカネに友達になろうと声をかけられる。 心を震わせるようなピアノを演奏したり、度々天才的な一面を見せるアカネ。 行動を共にするうちに同性にも関わらず惹かれていってしまうサクラ。 ある日からアカネは目的を告げずにブルーベリーを一日一粒サクラ食べさせるようになる。 「レムレスブルーって知ってる?」 アオイ曰く不老不死、生き返りの薬。 青井家に伝わる存在らしい。 それだけ言うとアオイは話をはぐらかせた。 その後サクラはレムレスブルーの正体のヒントを紙に書いたものを受け取る。 『アオイのハートを手に入れて』 ただのアオイの惚気だった。 その後アカネから大切な時以外に開けるなとの条件付きで『レムレスブルー』の入った袋を渡される。(※これからの重要な伏線) 桜も散り、父に認められたくて少しずつ変わりつつあった冬のこと。 久しぶりに会ったアカネのその姿は怪我をしてボロボロだった。 天才であることを気味悪がったクラスメイトからイジメを受けていたのだ。 アカネを守ろうと返り討ちにしたサクラだったがそれによって停学処分になってしまう。 このショックでアカネはピアノが弾けなくなってしまった。 才能の比喩である『アカネ』と呼ばれるのを嫌がるアオイはサクラに『アオイ』と呼んで欲しいという。 なんだか恥ずかしいが了諾、そして恋愛感情にけじめをつけたサクラ。 これからはあくまでも先輩と後輩として、お互いを先輩、アオイを呼び距離を置くことになった。 再び春が来てサクラは高校生になった。 そんなある日、来客があるので明日だけ一緒にいてほしいと言うアオイ。 だが父から手紙で呼び出され、実家に帰らなくてはならないサクラは断った。 心の底でやっと認められたかもしれないという期待を持ちながら。 しかし実家に帰るなり父から失せろと言われてしまう。 手紙の差出人はサクラを心配した使用人によるものだったのだ。 当の父はサクラを拒絶した。 425 :レムレスブルーの午前2時:2015/11/29(日) 23 00 43.17 ID QPWp67lK0 寮に帰るとそこには血まみれのアオイとその父親の死体があった。 今まで酷い事を受けてきて許せなかった、しかし僕はそれ以上に最低な人間になってしまったと言うアオイ。 そのまま眠ってしまうサクラ(眠らされた訳ではなくショックのせい?) 再び目覚めた時にはアオイは自殺してしまっていた。 動揺するサクラだったが、生き返りの噂『レムレスブルー』を思い出し、アオイから貰った袋を開けるとそこにはあのブルーベリーが……手で渡そうとするとするが上手くいかず、口渡しをする。 アオイとの先輩後輩の一線を超え、罪悪感に包まれるサクラ。 結局アオイは生き返らなかった。 その後アオイの父親の死体を自分の部屋に隠し、自分で棺を作り、血を拭き取り綺麗にしたアオイを桜の木の下に埋めた。 また彼もアオイのいない世界なんて意味が無いと、その木で首吊り自殺をした。 二人は消えずに幽霊になった。 ものを何となく触ったり食べることはできるが、形状を変えることは出来ない。 死にきれないこの体を『レムレスブルー』の呪いだとサクラは解釈した。 ここで共通ルートと同じ時間軸に追いつく。 桜の木の下でアオイと密会をするヒナタに対し隠してきた感情、嫉妬の念で敵対心を燃やすサクラ。 誰にも邪魔されず、ずっとアオイの傍にいたいと願うサクラはアオイを部屋に閉じ込める。 俺がこうして死ねないのもアオイが食べさせ続けた『レムレスブルー』のせいだから責任を取れと責めるがアオイは否定した。 ーー死ねないのはサクラがこの世に未練があるからだ、と言うアオイ。 サクラの未練はアオイと楽しく生きたかったということ。 そしてアオイはサクラに手紙を渡す。 信愛なる葵……から始まるその内容はプロローグで流れたあの手紙だった。 サクラの本名は佐久良 葵、 アオイの未練はサクラへの気持ち。 二人は両想いだったのだ。そしてこの世に未練の無くなった二人の体は消えていく。 「俺は今、とっても幸せだよ」 真夜中の午前2時、二人の幽霊は一生の眠りについた。 〇プロローグはアオイとアカネが別人と思わせるミスリード。 〇佐久良財閥のサクラは名字。 〇アカネにアオイと呼ぶのを恥ずかしがったのはサクラ自身の下の名前だったから。 〇登場人物が密会したり棺桶を掘る中、サクラの首吊り死体もぶら下がっている。(サクラ曰く不思議な力が隠してくれた) どうやら他ルートでもアオイの父親の死体はそのままのようです。 426 :レムレスブルーの午前2時:2015/11/29(日) 23 09 49.14 ID QPWp67lK0 【アオイヒナタルート】 〇レムレスブルーの正体はまだ明かされない □回想 昔ーー小さい頃のアオイは森の中で幽霊のような少年と出会った。 ただ顔だけは思い出せなかった。 ------------------- シチューを作ったりアオイの自家農園に案内したり天体観測をしたり……打ち解けてきたヒナタにどうしてアカネを探しているのか聞くとアカネを許せないからだと言う。 アカネ=アオイである事を知られたくないアオイは本当の事を言うこともできず、苦しんだ。 幽霊であるイツキ弟と遭遇したアオイは父親から性的虐待をうけていたことを告白する。 母親はアオイを守る為に彼のおじいちゃんの家に避難することになった。 これがアオイがおじいちゃん子になった成り行き。 イツキ弟がアオイに自殺した理由を聞くと大好きなおじいちゃんに「僕のために死んでくれ」と言われたからと答える。 大好きなおじいちゃんの為なら死んでしまうことさえアオイにとっての幸福であった。 アオイの寮に父親が訪問したあの日、父親はその伝言を言い渡すと劇薬を見せお前の母親は何処にいるのだと問いただした。 アオイは隠していた包丁で父親を殺害した後サクラへの手紙を書き残し、劇薬を奪って服毒自殺をした。 ヒナタ今の母親は実の母親ではない。 産みの母親を探す為に探偵のイツキに自分の近辺調査を依頼する。 故人になり報酬を払えなくなったサクラも巻き込み開始。 ここで共通ルートのヒナタが棺桶を掘り出すところに追いつく。 「僕の名前は青井 アカネ」そう告げられたヒナタはアカネがアオイ自身であることを知ってしまった。 今まで自分がアカネでありながら黙っていた事に激怒したヒナタはアオイが大切に育ててきた農園に火を放ってしまう。 □回想 ヒナタはピアノに関して父親から大変厳しい教育を受けてきた。 右手が使えなくなってしまった自分の代わりにそっくりでコピーのような息子を一流のピアニストに育て上げ、もう一度自分の名を世に知れ渡らせる事……これが目的だった。 それはヒナタの為でなく紛れもなく自分の為である。 ある日父と二人暮らしであるはずの家に綺麗な女性『詩乃』が現れた。 自分に母親ができたと喜ぶヒナタ。 そんな喜びもつかの間突然詩乃が消えてしまう。 その理由を父親に聞くとお前の母親は『アカネ』が奪った。 お前がピアノを弾かなくてはならないのも才能が無いのも、全てアカネのせいだと言う。 これがヒナタがアカネを恨んでいる原因である。(この後に現在の奥さんと再婚したと思われる) ------------------- 427 :レムレスブルーの午前2時:2015/11/29(日) 23 16 09.97 ID QPWp67lK0 アオイと初めて会った日を思い出し農園を燃やしたことを後悔するヒナタ。 そこにサクラがやって来てショックでうなされ眠っていたアオイのもとへと案内する。 アオイが目覚めた後音楽室に行く二人。 お詫びにヒナタがアオイの為にピアノで一曲プレゼントするという。 だがその演奏を聞いた瞬間……アオイの口から嗚咽が漏れた。 これは一体何の曲だと訊ねるアオイに親父が俺に寄越した曲だとヒナタは答える。 『この曲を最愛の君に捧ぐ』と書かれたその楽譜はアオイがおじいちゃんの家に避難していた時プレゼントされたものでもあった。 ショックを受けたアオイは教室を飛び出し、入れ替わるようにイツキが入室した。 近辺調査が完了し、イツキの口からヒナタの産みの母親の旧姓が『青井 詩乃』である事、アオイのおじいさんはヒナタの父でもある事が告げられる。 つまり二人は父親違いの兄弟だったのだ。(しかも父親同士も血が繋がっている。アオイは詩乃似だからヒナタと似ていない) □回想 18年前、青井家は詩乃の音楽の教師である神谷奏多に一生涯でも返せない借りをし、娘である詩乃を奏多に嫁がせることで帳消しにしてもらうことになった。 詩乃との間に自分にそっくりな息子、『日向』を作り満足する奏多。 ある日詩乃は奏多がヒナタに傷を付けているところを見てしまう。 レムレスブルーの持ち主ならこの傷もすぐ治るだろうと言う奏多。 しかしヒナタの傷はすぐには治らなかった。 ヒナタがレムレスブルーを遺伝していないと悟った奏多は詩乃の持つレムレスブルーが遺伝するまで何回でも子供を作ろうと提案する。 奏多が詩乃を迎え入れた目的は最初からレムレスブルーだった。 母からレムレスブルー目当ての男に体を捧げてはいけないと言われてきた詩乃、後悔に耐えきれず家を出てしまう。 孤独な彼女の前に現れたのは、大学時代に自分に想いを寄せていた響也であった。 響也はなんと奏多の息子だったが、彼女は言えずにいた。 (ここで奏多と別れる条件にヒナタの親権を渡している) 不器用ながらも詩乃自身を愛してくれた響也との間に『アカネ』が産まれる。 成長していくにつれ他の子供と違う類稀なる才能を開花させる息子に響也は嫌気がさす。 奏多が仕掛けた罠により、詩乃の前夫が自分の父親である事を知り激昴。 彼女とアオイにDVをするようになる響也。 (すぐに傷の治るアオイには外傷以外、イツキに語った方法で傷付けている) 冬の日、今度はアカネを連れ家を飛び出す詩乃だが……もう頼れる人物は居なかった。 雪の中、倒れている詩乃を奏多が家に連れ戻す。 ------------------- 428 :レムレスブルーの午前2時:2015/11/29(日) 23 22 16.69 ID QPWp67lK0 こんな事実を知るなら出会わなければ良かったというアオイとヒナタ。 ヒナタはしばらく考えた後やっぱり話し合わなければ解決にならないともう一度アオイに会いに行くが…… アオイの隣にはヒナタにそっくりの人物が、そこに居た。 ーー奏多のピアノの対する強い執念が若い姿の生霊として姿を現したのである。 奏多の不思議な力により家に強制送還されてしまったヒナタ。 閉じ込められた部屋はアオイが避難していた部屋であり、そこには彼の日記が残されていた。 部屋の外から聞こえるおじいちゃんのピアノの音が大好きだと記されている。 まあその音は奏多にピアノを酷使されていたヒナタのものだったのだが。 □回想 小さかった頃。 ピアノを練習するのに疲れきっていたヒナタは外に出て休憩することに。 森に出てみるとそこには見たことの無い少年ーーアカネがいた。 白い髪から幽霊と勘違いされてしまうヒナタ。 お互い家の中ではまだ会っていなかったのでこれがファーストコンタクトだった。(アオイが霊感があると思っているのはこの体験からか?) ある日奏多はヒナタにプレゼントがあると言った。 12月、世間ではクリスマスの時期。 ヒナタは密かに期待してしまう。 だが、渡されたのは『この曲を最愛の君に捧ぐ』嫌いなピアノの楽譜だった。 いつもは外で遊んでいたヒナタが居なかったのでアカネはこっそりピアノのある部屋に入った。 ピアノに置かれた楽譜を見て、自分がおじいちゃんからプレゼントされたものだと勘違いしてしまう。 ある日、ヒナタに僕もピアノを弾いてみたいと頼むアカネ。 奏多が大切にしていたものだったが、アカネにで気に入られたかったヒナタは弾かせることにする。 ピアノに初めて触れたのにも関わらず、人並みでない演奏をしてみせる天才、アカネ。 ーーその演奏を聴いてしまい、憎悪を燃やした奏多が近づいてくる。 ヒナタを自分のコピーにしたいだけであって、自分より上の存在は認めたくない奏多にとってアオイはどう映ったのか。 その瞬間、詩乃はアカネを連れ走って逃げて行った。 ------------------- 429 :レムレスブルーの午前2時:2015/11/29(日) 23 26 19.67 ID QPWp67lK0 幽霊四年目のベテラン、真之助によってなんとか脱出できたヒナタは急いで学校に向かう。 ヒナタの居ないうちにアオイを洗脳していく奏多。 今に『レムレスブルー』が奪われようとしていた。 洗脳されたアオイは悪に堕ち、『アカネ』としての本性を露わにしてヒナタを海に誘う。 海の底に沈んでいくアオイの心を何とか引き戻すことができたヒナタ。 アオイは自分の中のアカネをやっと受け入れ、認めることができた。 そして異常な気配に気付く二人。 茂みの中でイツキ達はぐったりと倒れていたのだ。 奏多の霊力はいつの間にか他者に影響を与えるまでに。(操れたのは彼らが霊感が強かったり幽霊であるから) 「茶番はここまでだ」 アオイに取引を持ちかける奏多。 イツキ達を解放する代わりにアオイの『レムレスブルー』を渡せと言う。 アオイはそれを両諾した。 連れ去られるアオイを追いかけるヒナタ。 目覚めたイツキ達はレムレスブルーについての考察を始める。 ブルーベリー、不老不死、死者をこの世に引き止めるもの…… 今までいろいろな考察がされてきたが一つ引っかかるもの、『アオイのハートを手に入れて』とは一体……? □回想 雪道の中で詩乃はレムレスブルーの正体についてアカネに話す。 死者を生き返らせ万病を治し、不老不死にさせる奇跡の力…… この力を青井家は代々受け継いできたらしい。 詩乃は人の生命力をコップの中の水に例えて説明を始めた。 通常の人間の生命力はコップの半分まであり、怪我や病気をすると減っていくもので死んでしまえばコップの水は無くなってしまう。 レムレスブルーの力とはコップにちょうど半分の水を注ぐこと。 死んだ人間に注げば通常の人間と同じく息を吹き返し生きている人間に与えれば生命力がインフレ、怪我はすぐに治るようになり不老不死になるというのだ。 レムレスブルーを体に宿している人物は通常の人よりコップの中の水が少し多い。 この力は歳をとると衰えてしまうものだが、未だに詩乃自身も常人の二倍の速さで傷が治ると言う。 大事なことはこの力は1回きりしか使えないということ。 この力を使ってしまえばレムレスブルーの保持者はコップが空になり死んでしまう。 その力を求める者が絶えないので絶対に他の人間に言ってはいけないと念を押す詩乃。 ------------------- 必死に子供の頃の忘れてしまった記憶を巡らせ……思い出すヒナタ。 「俺は一度、死んでいたんだ……」 430 :レムレスブルーの午前2時:2015/11/29(日) 23 31 24.52 ID QPWp67lK0 □回想 奏多の家から逃げて沢山の月日が流れた。 アオイを中学校に入居させる前の冬の日、老人の居ない隙にヒナタを一目見ようともう一度あの家に向かう。 詩乃が家の中に入る間、アカネは外で雪遊びをしていた。 そしてアカネは昔出会った幽霊、ヒナタを見つけ喜ぶ。 彼に近付いたそのとき、地面の氷が割れた。 アカネが歩いていたのは薄い氷が張った川の上だったのだ。 そのまま川に落ちてしまったアカネを助けるべく自分も凍えた川の中に入るヒナタ。 アカネは自力であがり生きていたが、ヒナタは水中のままあがってこない。 アカネはヒナタを引きあげ、それに気が付いた詩乃は急いで人工呼吸をしたが…… 既に遅かった。 詩乃は決意する、自分の命より息子の命の方がずっと大事だった。 アカネに家から包丁とタオルを持ってくるよう指示し…… ------------------- イツキは確信する。 アオイのハートとは彼の心臓。 レムレスブルーとは保持者の心臓のこと、その心臓を食べることによって効果を発揮するというものだと。 その頃奏多はアオイの死体から心臓を鷲掴みにし、ついにレムレスブルーを手に入れた。 真夜中の森をボロボロになりながら駆け抜けるヒナタ。 残るは神谷奏多との最終決戦。 奏多の隣でもう戻れないと言うアオイに手を差しのべる。 ヒナタはアオイを救出することができた。 詩乃にレムレスブルー目当てで近づいたことを告白した奏多は…… そのままアオイの心臓を口にする。 しかし奏多は苦しそうに心臓を自分の血と一緒に吐き出してしまったのだ。 アオイの説明が始まる。 ーー奏多はレムレスブルーが複数あることを知らなかった。 二年前、アオイがサクラに食べさせていたあのブルーベリー。 レムレスブルーは抗体を持つもの以外が少しでも食べれば猛毒であり死んでしまうもの。 もしものときの為、微量のレムレスブルーが含まれているブルーベリーをサクラに与えていたのだった。 (ヒナタはレムレスブルーこそ遺伝していなかったが抗体はあった) そして奏多の生霊はそのまま消えていった。 最後の種明かしが終わった後、サクラに心臓を捧げたアオイ。 アオイとヒナタは今までの密会で一緒に行った思い出の場所を巡る。 ヒナタが火を放った後の農園に好きな花を植えてほしいと言うアオイ。 太陽は徐々に昇ってくる。 死から始まった彼らの物語が終わろうとしていた。 二人は最後に桜の木の下に腰掛ける。 思い出を語った後安らかに眠る二人。 太陽は完全に昇り、朝がやって来た。 少年が一人きりで眠っている。 431 :レムレスブルーの午前2時:2015/11/29(日) 23 59 32.46 ID QPWp67lK0 【エピローグ】 二年後の夏、自らの希望でアメリカに行くことになったヒナタ。 イツキは幽霊が一切見えなったがアイドル業を再開する。 これからも守護霊として見守る真之助。 サクラは警察官になった。 あの学校には向日葵の景色が広がっている。 〇老いぼれだった奏多は最後成仏しています。 〇奏多の詩乃ではない妻の存在の描写があやふやの為間違っているかもしれない。 〇各ルートにトゥルーエンドのほか通常エンドが四個ずつあるが多いので省略。 エロゲでいうところの鬱エンドといった感じです。 以上です。 叙述トリックが最初から最後まで続く作品なのでかなり話をカットしたがあまりにも長くなってしまったので最後に省略版。 小さい頃に会って以来離れ離れになったアオイとヒナタ。 少年になったあと再開した二人だったがアオイは幽霊になっていて、成仏させるまでの物語。
https://w.atwiki.jp/storyteller/pages/1933.html
レムレスブルーの午前2時 part68-420~431 420 :レムレスブルーの午前2時:2015/11/29(日) 22 41 50.64 ID QPWp67lK0 主人公達が通っているのは中高一貫の男子校で舞台設定は近未来の北海道。 七月でも遅咲きの桜が咲いている。 〇アオイ 本編の主人公。 青を基調とした見た目、主人公らしく明るいがあざとく毒舌な面もある。 幽霊が見える体質らしい、中学三年生。 〇ヒナタ 真夜中の午前2時に現れた少年。 白髪とその雰囲気からまるで幽霊のような見た目だが本人はいたってフレンドリー。 『アカネ』を執着し、探している。 〇イツキ 七月という微妙な時期にアオイの通う学校にやってきた赤毛にピアスを付けた謎の転校生。 本業は『アイドル探偵』を名乗っておりナルシスト。 中学二年生。 〇サクラ 緑髪に眼鏡をかけたアオイと同じ寮にすむ先輩。 今でこそ真面目そうな見た目だが中学時代は荒れていた。 アオイとは過去からの知り合いであり、常に心配し気にかけている。 高校二年生。 〇アカネ スポーツ、勉強、芸術と何でもできる天才であるがゆえ周りの人間からは恐れられていた。 七月の半ばに行方不明となり見つかっていない。 彼の少年期の姿が幻影としてアオイを苦しめる。 【プロローグ】 親愛なる葵へ 突然の便りに 君は驚いているかもしれません これを 君が読んでいるということは もう僕はこの世にはいないということです 約束を守ってくれてありがとう 縛りつけてごめんなさい もう僕のことは心配しなくていいから 君が自分らしくいられる世界をつくりあげて それが僕の最後の願いです 今まで沢山嘘をついてきたけれど 最後だけほんとのことを教えてあげます 僕は葵のことが好きでした さようなら アカネより 421 :レムレスブルーの午前2時:2015/11/29(日) 22 45 08.09 ID QPWp67lK0 【共通ルート】 7月の半ば、『アカネ』が消えた アオイは午前2時に学校にある桜の木の下で幽霊のような不思議な少年、ヒナタに出会う。 夜に密会と通じて親しくなって行く二人。 今日は図書館で遊ぼうと校内に二人は向かうが途中でヒナタが消えてしまう。 仕方なく一人で図書館に行くアオイ。 その後音楽室に行くと、消えていたはずのヒナタがもの惜しげそうにピアノを見ていた。 その場でヒナタに『アカネ』を探していると告げられる。 アオイは『アカネ』は今は帰省期間で実家に帰っているというと答えた。 その後一人になったアオイに少年期の『アカネ』の幻影が現れ、既に『アカネ』は故人なのに嘘をついたことを咎める。 再び図書館に行くアオイ。 そこで見つけたセピア色になり古びた卒業アルバムを開いてみると…… そこにはヒナタに瓜二つの少年の写真が載っていた。 分岐 【ヒナタルート】 死体が埋まっているとの噂の桜の下を掘るとそこには棺桶に入ったアオイの死体があった。 その横にはアオイがいてもう一度自己紹介をする。 「僕の名前は青井(アオイ)アカネ 正真正銘の幽霊なんだ」 ここで他2人のルートをクリアしないと続きの章が開かない。 〇アオイとアカネは同一人物。 〇幽霊なのはアオイだった。 422 :レムレスブルーの午前2時:2015/11/29(日) 22 51 30.78 ID QPWp67lK0 【イツキルート】 ストーリーにおける『探偵』の役割。 アオイの通う学校に転向してきたのは『ある人物』に『レムレスブルー』の秘密を暴く事を依頼されたから。 警察に言わない、余計なことをしないとの条件付で。 メインルートから出会う度辻褄の合わない言動を見せていたが実はイツキは双子だったことが発覚。 兄の直太郎と弟の真之助(両者の違いはピアスの位置がわかりやすい)兄はアイドル、弟はマネージャーとして二人はいつも一緒に行動していた。 (I)探索ルート(一周目強制) アオイの死がレムレスブルーとの因縁にあると突き止めたイツキ。 ーー桜の木の下には死体が埋まっている。 掘ってみるとそこにはアオイの死体があった。 ここで『ある人物』であり依頼主のサクラが登場。 約束を破られ怒っている。 暗転。 (II)アイドルルート 隣にいる筈の弟が一時的に見えなくなっていた兄の方のイツキ、直太郎。 弟の方のイツキ、真之助も幽霊だったのだ。 ーー双子が子供の頃、イツキの父親は愛人を作って家を出て行ってしまった。 そんな父親に瓜二つな双子。 イツキの母は諦めきれない愛情を兄に向け、憎しみを弟に向けた。 弟の方が優れているのにも関わらず、自分だけアイドルになるなど優遇されることに疑問を感じていたが…… 突然弟が交通事故で死んでしまう。 探偵業とアイドルの掛け持ちで多忙を極めているイツキ兄。 ロケ中に吐血し、倒れてしまう。 メディアで大々的に放映され、再び弟の姿が見えなくなったことにより精神が崩壊してしまった。 心配しイツキ兄の元を訪れるアオイ。 イツキ兄はそのアオイを連れてある場所へと向かった。 そこはイツキ達が子供の頃に住んでいたアパート。 弟が見えなくなり一人の夜は初めてだから一緒に寝てくれというイツキ兄。 二人は眠りについた。 423 :レムレスブルーの午前2時:2015/11/29(日) 22 52 54.38 ID QPWp67lK0 放送事故以降人前に出ることに恐怖を感じ、学校に戻った後も弟に依存し続けるイツキ兄。 もう一度会いたいと願った時、目の前には弟がいた。 「ーーイツキなら できるよ」 その声が聞こえ 気がついた時には屋上の真ん中で倒れていた。 アイドルとしてまた一から始め直す決意をしたイツキ。 アオイに付き添ってもらい、いざ街に出てみるが不安が彼を襲う。 公園のベンチに腰をかけるとアイドル探偵のファンだという男の子に話しかけられた。 将来の夢は探偵だと語ったくれたその姿が弟と重なってしまう。 男の子が公園を出て道路に出たところをスピードを出したままの車が突進してくる。 弟の事故を思い出した彼はその瞬間道路に飛び出していた。 警告の鳴るような痛みの中でも弟の分まで生きると決意した彼はこんな所では死ねなかった。 目が覚めるとそこは病院のベッドの上。 イツキは重傷の中生きていた。 事務所の社長などが心配そうに見守る中、更生したイツキの母親もその中にいた。 事故以降自信を無くしていた彼のもとには心配するファンからの沢山の手紙が…… 皆がイツキの帰りを待っていたのだ。 ついにアオイの姿も見えなくなった。 アオイを含め全ての霊が見えなくなったこと。 これは弟への依存から卒業し、精神的に大人になったということである。 彼の人生は再び開始する。 〇イツキが探偵も兼業しているのは真之助の将来の夢だったから。 424 :レムレスブルーの午前2時:2015/11/29(日) 22 58 13.96 ID QPWp67lK0 【サクラルート】 『アオイが死ぬまでの過去を語る人物』 二年前の春。 佐久良財閥の三男坊のサクラは父から優秀な二人の兄に比べられることでやさぐれてしまっていた。 人生に失望し、学校の屋上から飛び降りようとしたところを青井アカネに友達になろうと声をかけられる。 心を震わせるようなピアノを演奏したり、度々天才的な一面を見せるアカネ。 行動を共にするうちに同性にも関わらず惹かれていってしまうサクラ。 ある日からアカネは目的を告げずにブルーベリーを一日一粒サクラ食べさせるようになる。 「レムレスブルーって知ってる?」 アオイ曰く不老不死、生き返りの薬。 青井家に伝わる存在らしい。 それだけ言うとアオイは話をはぐらかせた。 その後サクラはレムレスブルーの正体のヒントを紙に書いたものを受け取る。 『アオイのハートを手に入れて』 ただのアオイの惚気だった。 その後アカネから大切な時以外に開けるなとの条件付きで『レムレスブルー』の入った袋を渡される。(※これからの重要な伏線) 桜も散り、父に認められたくて少しずつ変わりつつあった冬のこと。 久しぶりに会ったアカネのその姿は怪我をしてボロボロだった。 天才であることを気味悪がったクラスメイトからイジメを受けていたのだ。 アカネを守ろうと返り討ちにしたサクラだったがそれによって停学処分になってしまう。 このショックでアカネはピアノが弾けなくなってしまった。 才能の比喩である『アカネ』と呼ばれるのを嫌がるアオイはサクラに『アオイ』と呼んで欲しいという。 なんだか恥ずかしいが了諾、そして恋愛感情にけじめをつけたサクラ。 これからはあくまでも先輩と後輩として、お互いを先輩、アオイを呼び距離を置くことになった。 再び春が来てサクラは高校生になった。 そんなある日、来客があるので明日だけ一緒にいてほしいと言うアオイ。 だが父から手紙で呼び出され、実家に帰らなくてはならないサクラは断った。 心の底でやっと認められたかもしれないという期待を持ちながら。 しかし実家に帰るなり父から失せろと言われてしまう。 手紙の差出人はサクラを心配した使用人によるものだったのだ。 当の父はサクラを拒絶した。 425 :レムレスブルーの午前2時:2015/11/29(日) 23 00 43.17 ID QPWp67lK0 寮に帰るとそこには血まみれのアオイとその父親の死体があった。 今まで酷い事を受けてきて許せなかった、しかし僕はそれ以上に最低な人間になってしまったと言うアオイ。 そのまま眠ってしまうサクラ(眠らされた訳ではなくショックのせい?) 再び目覚めた時にはアオイは自殺してしまっていた。 動揺するサクラだったが、生き返りの噂『レムレスブルー』を思い出し、アオイから貰った袋を開けるとそこにはあのブルーベリーが……手で渡そうとするとするが上手くいかず、口渡しをする。 アオイとの先輩後輩の一線を超え、罪悪感に包まれるサクラ。 結局アオイは生き返らなかった。 その後アオイの父親の死体を自分の部屋に隠し、自分で棺を作り、血を拭き取り綺麗にしたアオイを桜の木の下に埋めた。 また彼もアオイのいない世界なんて意味が無いと、その木で首吊り自殺をした。 二人は消えずに幽霊になった。 ものを何となく触ったり食べることはできるが、形状を変えることは出来ない。 死にきれないこの体を『レムレスブルー』の呪いだとサクラは解釈した。 ここで共通ルートと同じ時間軸に追いつく。 桜の木の下でアオイと密会をするヒナタに対し隠してきた感情、嫉妬の念で敵対心を燃やすサクラ。 誰にも邪魔されず、ずっとアオイの傍にいたいと願うサクラはアオイを部屋に閉じ込める。 俺がこうして死ねないのもアオイが食べさせ続けた『レムレスブルー』のせいだから責任を取れと責めるがアオイは否定した。 ーー死ねないのはサクラがこの世に未練があるからだ、と言うアオイ。 サクラの未練はアオイと楽しく生きたかったということ。 そしてアオイはサクラに手紙を渡す。 信愛なる葵……から始まるその内容はプロローグで流れたあの手紙だった。 サクラの本名は佐久良 葵、 アオイの未練はサクラへの気持ち。 二人は両想いだったのだ。そしてこの世に未練の無くなった二人の体は消えていく。 「俺は今、とっても幸せだよ」 真夜中の午前2時、二人の幽霊は一生の眠りについた。 〇プロローグはアオイとアカネが別人と思わせるミスリード。 〇佐久良財閥のサクラは名字。 〇アカネにアオイと呼ぶのを恥ずかしがったのはサクラ自身の下の名前だったから。 〇登場人物が密会したり棺桶を掘る中、サクラの首吊り死体もぶら下がっている。(サクラ曰く不思議な力が隠してくれた) どうやら他ルートでもアオイの父親の死体はそのままのようです。 426 :レムレスブルーの午前2時:2015/11/29(日) 23 09 49.14 ID QPWp67lK0 【アオイヒナタルート】 〇レムレスブルーの正体はまだ明かされない □回想 昔ーー小さい頃のアオイは森の中で幽霊のような少年と出会った。 ただ顔だけは思い出せなかった。 ------------------- シチューを作ったりアオイの自家農園に案内したり天体観測をしたり……打ち解けてきたヒナタにどうしてアカネを探しているのか聞くとアカネを許せないからだと言う。 アカネ=アオイである事を知られたくないアオイは本当の事を言うこともできず、苦しんだ。 幽霊であるイツキ弟と遭遇したアオイは父親から性的虐待をうけていたことを告白する。 母親はアオイを守る為に彼のおじいちゃんの家に避難することになった。 これがアオイがおじいちゃん子になった成り行き。 イツキ弟がアオイに自殺した理由を聞くと大好きなおじいちゃんに「僕のために死んでくれ」と言われたからと答える。 大好きなおじいちゃんの為なら死んでしまうことさえアオイにとっての幸福であった。 アオイの寮に父親が訪問したあの日、父親はその伝言を言い渡すと劇薬を見せお前の母親は何処にいるのだと問いただした。 アオイは隠していた包丁で父親を殺害した後サクラへの手紙を書き残し、劇薬を奪って服毒自殺をした。 ヒナタ今の母親は実の母親ではない。 産みの母親を探す為に探偵のイツキに自分の近辺調査を依頼する。 故人になり報酬を払えなくなったサクラも巻き込み開始。 ここで共通ルートのヒナタが棺桶を掘り出すところに追いつく。 「僕の名前は青井 アカネ」そう告げられたヒナタはアカネがアオイ自身であることを知ってしまった。 今まで自分がアカネでありながら黙っていた事に激怒したヒナタはアオイが大切に育ててきた農園に火を放ってしまう。 □回想 ヒナタはピアノに関して父親から大変厳しい教育を受けてきた。 右手が使えなくなってしまった自分の代わりにそっくりでコピーのような息子を一流のピアニストに育て上げ、もう一度自分の名を世に知れ渡らせる事……これが目的だった。 それはヒナタの為でなく紛れもなく自分の為である。 ある日父と二人暮らしであるはずの家に綺麗な女性『詩乃』が現れた。 自分に母親ができたと喜ぶヒナタ。 そんな喜びもつかの間突然詩乃が消えてしまう。 その理由を父親に聞くとお前の母親は『アカネ』が奪った。 お前がピアノを弾かなくてはならないのも才能が無いのも、全てアカネのせいだと言う。 これがヒナタがアカネを恨んでいる原因である。(この後に現在の奥さんと再婚したと思われる) ------------------- 427 :レムレスブルーの午前2時:2015/11/29(日) 23 16 09.97 ID QPWp67lK0 アオイと初めて会った日を思い出し農園を燃やしたことを後悔するヒナタ。 そこにサクラがやって来てショックでうなされ眠っていたアオイのもとへと案内する。 アオイが目覚めた後音楽室に行く二人。 お詫びにヒナタがアオイの為にピアノで一曲プレゼントするという。 だがその演奏を聞いた瞬間……アオイの口から嗚咽が漏れた。 これは一体何の曲だと訊ねるアオイに親父が俺に寄越した曲だとヒナタは答える。 『この曲を最愛の君に捧ぐ』と書かれたその楽譜はアオイがおじいちゃんの家に避難していた時プレゼントされたものでもあった。 ショックを受けたアオイは教室を飛び出し、入れ替わるようにイツキが入室した。 近辺調査が完了し、イツキの口からヒナタの産みの母親の旧姓が『青井 詩乃』である事、アオイのおじいさんはヒナタの父でもある事が告げられる。 つまり二人は父親違いの兄弟だったのだ。(しかも父親同士も血が繋がっている。アオイは詩乃似だからヒナタと似ていない) □回想 18年前、青井家は詩乃の音楽の教師である神谷奏多に一生涯でも返せない借りをし、娘である詩乃を奏多に嫁がせることで帳消しにしてもらうことになった。 詩乃との間に自分にそっくりな息子、『日向』を作り満足する奏多。 ある日詩乃は奏多がヒナタに傷を付けているところを見てしまう。 レムレスブルーの持ち主ならこの傷もすぐ治るだろうと言う奏多。 しかしヒナタの傷はすぐには治らなかった。 ヒナタがレムレスブルーを遺伝していないと悟った奏多は詩乃の持つレムレスブルーが遺伝するまで何回でも子供を作ろうと提案する。 奏多が詩乃を迎え入れた目的は最初からレムレスブルーだった。 母からレムレスブルー目当ての男に体を捧げてはいけないと言われてきた詩乃、後悔に耐えきれず家を出てしまう。 孤独な彼女の前に現れたのは、大学時代に自分に想いを寄せていた響也であった。 響也はなんと奏多の息子だったが、彼女は言えずにいた。 (ここで奏多と別れる条件にヒナタの親権を渡している) 不器用ながらも詩乃自身を愛してくれた響也との間に『アカネ』が産まれる。 成長していくにつれ他の子供と違う類稀なる才能を開花させる息子に響也は嫌気がさす。 奏多が仕掛けた罠により、詩乃の前夫が自分の父親である事を知り激昴。 彼女とアオイにDVをするようになる響也。 (すぐに傷の治るアオイには外傷以外、イツキに語った方法で傷付けている) 冬の日、今度はアカネを連れ家を飛び出す詩乃だが……もう頼れる人物は居なかった。 雪の中、倒れている詩乃を奏多が家に連れ戻す。 ------------------- 428 :レムレスブルーの午前2時:2015/11/29(日) 23 22 16.69 ID QPWp67lK0 こんな事実を知るなら出会わなければ良かったというアオイとヒナタ。 ヒナタはしばらく考えた後やっぱり話し合わなければ解決にならないともう一度アオイに会いに行くが…… アオイの隣にはヒナタにそっくりの人物が、そこに居た。 ーー奏多のピアノの対する強い執念が若い姿の生霊として姿を現したのである。 奏多の不思議な力により家に強制送還されてしまったヒナタ。 閉じ込められた部屋はアオイが避難していた部屋であり、そこには彼の日記が残されていた。 部屋の外から聞こえるおじいちゃんのピアノの音が大好きだと記されている。 まあその音は奏多にピアノを酷使されていたヒナタのものだったのだが。 □回想 小さかった頃。 ピアノを練習するのに疲れきっていたヒナタは外に出て休憩することに。 森に出てみるとそこには見たことの無い少年ーーアカネがいた。 白い髪から幽霊と勘違いされてしまうヒナタ。 お互い家の中ではまだ会っていなかったのでこれがファーストコンタクトだった。(アオイが霊感があると思っているのはこの体験からか?) ある日奏多はヒナタにプレゼントがあると言った。 12月、世間ではクリスマスの時期。 ヒナタは密かに期待してしまう。 だが、渡されたのは『この曲を最愛の君に捧ぐ』嫌いなピアノの楽譜だった。 いつもは外で遊んでいたヒナタが居なかったのでアカネはこっそりピアノのある部屋に入った。 ピアノに置かれた楽譜を見て、自分がおじいちゃんからプレゼントされたものだと勘違いしてしまう。 ある日、ヒナタに僕もピアノを弾いてみたいと頼むアカネ。 奏多が大切にしていたものだったが、アカネにで気に入られたかったヒナタは弾かせることにする。 ピアノに初めて触れたのにも関わらず、人並みでない演奏をしてみせる天才、アカネ。 ーーその演奏を聴いてしまい、憎悪を燃やした奏多が近づいてくる。 ヒナタを自分のコピーにしたいだけであって、自分より上の存在は認めたくない奏多にとってアオイはどう映ったのか。 その瞬間、詩乃はアカネを連れ走って逃げて行った。 ------------------- 429 :レムレスブルーの午前2時:2015/11/29(日) 23 26 19.67 ID QPWp67lK0 幽霊四年目のベテラン、真之助によってなんとか脱出できたヒナタは急いで学校に向かう。 ヒナタの居ないうちにアオイを洗脳していく奏多。 今に『レムレスブルー』が奪われようとしていた。 洗脳されたアオイは悪に堕ち、『アカネ』としての本性を露わにしてヒナタを海に誘う。 海の底に沈んでいくアオイの心を何とか引き戻すことができたヒナタ。 アオイは自分の中のアカネをやっと受け入れ、認めることができた。 そして異常な気配に気付く二人。 茂みの中でイツキ達はぐったりと倒れていたのだ。 奏多の霊力はいつの間にか他者に影響を与えるまでに。(操れたのは彼らが霊感が強かったり幽霊であるから) 「茶番はここまでだ」 アオイに取引を持ちかける奏多。 イツキ達を解放する代わりにアオイの『レムレスブルー』を渡せと言う。 アオイはそれを両諾した。 連れ去られるアオイを追いかけるヒナタ。 目覚めたイツキ達はレムレスブルーについての考察を始める。 ブルーベリー、不老不死、死者をこの世に引き止めるもの…… 今までいろいろな考察がされてきたが一つ引っかかるもの、『アオイのハートを手に入れて』とは一体……? □回想 雪道の中で詩乃はレムレスブルーの正体についてアカネに話す。 死者を生き返らせ万病を治し、不老不死にさせる奇跡の力…… この力を青井家は代々受け継いできたらしい。 詩乃は人の生命力をコップの中の水に例えて説明を始めた。 通常の人間の生命力はコップの半分まであり、怪我や病気をすると減っていくもので死んでしまえばコップの水は無くなってしまう。 レムレスブルーの力とはコップにちょうど半分の水を注ぐこと。 死んだ人間に注げば通常の人間と同じく息を吹き返し生きている人間に与えれば生命力がインフレ、怪我はすぐに治るようになり不老不死になるというのだ。 レムレスブルーを体に宿している人物は通常の人よりコップの中の水が少し多い。 この力は歳をとると衰えてしまうものだが、未だに詩乃自身も常人の二倍の速さで傷が治ると言う。 大事なことはこの力は1回きりしか使えないということ。 この力を使ってしまえばレムレスブルーの保持者はコップが空になり死んでしまう。 その力を求める者が絶えないので絶対に他の人間に言ってはいけないと念を押す詩乃。 ------------------- 必死に子供の頃の忘れてしまった記憶を巡らせ……思い出すヒナタ。 「俺は一度、死んでいたんだ……」 430 :レムレスブルーの午前2時:2015/11/29(日) 23 31 24.52 ID QPWp67lK0 □回想 奏多の家から逃げて沢山の月日が流れた。 アオイを中学校に入居させる前の冬の日、老人の居ない隙にヒナタを一目見ようともう一度あの家に向かう。 詩乃が家の中に入る間、アカネは外で雪遊びをしていた。 そしてアカネは昔出会った幽霊、ヒナタを見つけ喜ぶ。 彼に近付いたそのとき、地面の氷が割れた。 アカネが歩いていたのは薄い氷が張った川の上だったのだ。 そのまま川に落ちてしまったアカネを助けるべく自分も凍えた川の中に入るヒナタ。 アカネは自力であがり生きていたが、ヒナタは水中のままあがってこない。 アカネはヒナタを引きあげ、それに気が付いた詩乃は急いで人工呼吸をしたが…… 既に遅かった。 詩乃は決意する、自分の命より息子の命の方がずっと大事だった。 アカネに家から包丁とタオルを持ってくるよう指示し…… ------------------- イツキは確信する。 アオイのハートとは彼の心臓。 レムレスブルーとは保持者の心臓のこと、その心臓を食べることによって効果を発揮するというものだと。 その頃奏多はアオイの死体から心臓を鷲掴みにし、ついにレムレスブルーを手に入れた。 真夜中の森をボロボロになりながら駆け抜けるヒナタ。 残るは神谷奏多との最終決戦。 奏多の隣でもう戻れないと言うアオイに手を差しのべる。 ヒナタはアオイを救出することができた。 詩乃にレムレスブルー目当てで近づいたことを告白した奏多は…… そのままアオイの心臓を口にする。 しかし奏多は苦しそうに心臓を自分の血と一緒に吐き出してしまったのだ。 アオイの説明が始まる。 ーー奏多はレムレスブルーが複数あることを知らなかった。 二年前、アオイがサクラに食べさせていたあのブルーベリー。 レムレスブルーは抗体を持つもの以外が少しでも食べれば猛毒であり死んでしまうもの。 もしものときの為、微量のレムレスブルーが含まれているブルーベリーをサクラに与えていたのだった。 (ヒナタはレムレスブルーこそ遺伝していなかったが抗体はあった) そして奏多の生霊はそのまま消えていった。 最後の種明かしが終わった後、サクラに心臓を捧げたアオイ。 アオイとヒナタは今までの密会で一緒に行った思い出の場所を巡る。 ヒナタが火を放った後の農園に好きな花を植えてほしいと言うアオイ。 太陽は徐々に昇ってくる。 死から始まった彼らの物語が終わろうとしていた。 二人は最後に桜の木の下に腰掛ける。 思い出を語った後安らかに眠る二人。 太陽は完全に昇り、朝がやって来た。 少年が一人きりで眠っている。 431 :レムレスブルーの午前2時:2015/11/29(日) 23 59 32.46 ID QPWp67lK0 【エピローグ】 二年後の夏、自らの希望でアメリカに行くことになったヒナタ。 イツキは幽霊が一切見えなったがアイドル業を再開する。 これからも守護霊として見守る真之助。 サクラは警察官になった。 あの学校には向日葵の景色が広がっている。 〇老いぼれだった奏多は最後成仏しています。 〇奏多の詩乃ではない妻の存在の描写があやふやの為間違っているかもしれない。 〇各ルートにトゥルーエンドのほか通常エンドが四個ずつあるが多いので省略。 エロゲでいうところの鬱エンドといった感じです。 以上です。 叙述トリックが最初から最後まで続く作品なのでかなり話をカットしたがあまりにも長くなってしまったので最後に省略版。 小さい頃に会って以来離れ離れになったアオイとヒナタ。 少年になったあと再開した二人だったがアオイは幽霊になっていて、成仏させるまでの物語。
https://w.atwiki.jp/gods/pages/110278.html
マリーアウグステフォンアンハルト(マリー・アウグステ・フォン・アンハルト) ドイツのアンハルト公の系譜に登場する人物。 関連: エドゥアルトゲオルクヴィルヘルムマクシミリアン (エドゥアルト・ゲオルク・ヴィルヘルム・マクシミリアン、父) ルイーゼフォンザクセンアルテンブルク (ルイーゼ・フォン・ザクセン=アルテンブルク、母) ヨアヒムフォンプロイセン (ヨアヒム・フォン・プロイセン、夫) カールフランツヨーゼフフォンプロイセン (カール・フランツ・ヨーゼフ・フォン・プロイセン、息子) ヨハネスミヒャエルフォンロエン (ヨハネス=ミヒャエル・フォン・ロエン、夫) ハンスロベルトリヒテンベルク (ハンス・ロベルト・リヒテンベルク、養子) 別名: マリーアウグステアントネッテフリーデリケアレクサンドラヒルダルイーゼ (マリー・アウグステ・アントネッテ・フリーデリケ・アレクサンドラ・ヒルダ・ルイーゼ)
https://w.atwiki.jp/mirrnagi/pages/169.html
宗教改革 アウグスブルグの和議 1555年 長年対立していたルター派と神聖ローマ帝国であったが、 1555年、このアウグスブルグの和議により対立は治まった。 内容はこうである。 カトリックかルターかの選択は、諸侯が決定する。 領内住民の選択は不可。 ルターおめでとう。